Sega Saturn ゲーム音楽(bgm)を抽出。

超重要な説明

Sega Saturn のゲームは、

ゲームによってオーディオの記録方式が違う場合があり、

内蔵音源のもの、CD-DA規格で記録されたもの、

大きく分けて二種類あります。

 

僕もあまり詳しくはありませんが、

CD-DAとは、当時主流だった、CDに音楽を記録するための規格です。

最近ではもう使われていないそう。

 

なので、CD-DA規格でオーディオを記録していた Sega Saturn のゲームは、ゲームディスクをCDプレーヤーに入れれば普通に再生できたりします。

 

そのため、bgm吸い出しも容易です。

 

ですが、内蔵音源のものはゲームromの奥深く(そこまで深くないw)に記録されているため、少し手間がかかります。

 

bgmを吸い出したいゲームがどちらの記録方式なのか、まずはCDプレーヤーに入れて確認してみましょう。

 

今回は内蔵音源のものを吸い出します。

 

事前準備(DLしておく)

SSFエミュレータ

Python 2系(3系ではダメ)

pmdump.exe

bin2psf.exe

ssfdump.py

作業環境はWindows10を想定しています。

 

準備

作業フォルダを作っておくといい(今回はデスクトップ)

 C:\Users\ ユーザー名\Desktop\作業フォルダ

 

DLしていたものを配置します。

作業フォルダ/
    pmdump.exe
    ├ bin2psf.exe
    └ ssfdump.py

 

抽出

Sega Saturn エミュレータである「SSF」で

bgmを吸い出したいゲームを起動し、欲しいbgmを鳴らしておく。

 

ssfdump.pyを実行(Python 3系ではここでエラー)

py ssfdump.py


3と2を共存させている場合は、バージョンを指定して実行します。
py -2.x ssfdump.py(xは変えて)

上手くいけば作業フォルダに「.ssf」が出力される。

 

オーディオ変換

bgmを取り出しても「.ssf」となっています。

Audio Overload

を使用してwavへの変換を行います。

 

が、

windows版はもう動きませんでした。

 

諦めてMacLinuxを使用します。

今回はMacで。

 

Audio OverloadをAppStoreからインストール

Audio Overload

Audio Overload

  • Richard Bannister
  • Music
  • Free

apps.apple.com

 

Audio Overloadを起動し、変換したい「.ssf」をAudio Overloadのウィンドウに ドラッグ&ドロップ(複数可) します。

 

読み込み後、再生できることを確認。

 

メニューバーからExportできます。

.wav」が生成されます。

 

以上。

【Title Key無し】Nintendo Switch のNSPから音声(bgm)や画像を抽出。

用意

.nsp本体から抽出) 

prod.keys(本体から抽出)

(ネットに落ちてますが必ず本体から抽出しましょう。)

作業環境はWindows10を想定しています。

 

Title KeyをNSPから抽出

XCI-Explorerdl&解凍

hactool dl&解凍

 

解凍後

 XCI-Explorer-vx.x.x > tools > hactool.exe

 hactool-x.x.x-win > hactool.exe

と置き換えます。

 

XCI-Explorer-vx.x.x > XCI-Explorer.exe

を起動

 

左上の「Load Game」から用意していた「.nsp」を指定します。

(ロード完了後、右下にゲームのジャケット画像が出てくることを確認。)

 

Mainタブ」から「Partitionsタブ」へ移動します。

 

+root」のプラスを押してリストを展開。

.nca複数.cert.tik

となっていることを確認。

 

.tik を選択し、右下の「Extract」。

保存先が聞かれるので、適当な場所を指定して保存しておきます。

 

XCI-Explorer は用済みですので閉じましょう。

 

HexEd.it にアクセス。

先ほど保存した .tikドラッグ&ドロップ

 

ロードしたら、

00000180」の行を端から端までコピーしておきます。

例:0011AA223344BB667788990011

 

次に、

 C:\Users\ ユーザー名

に新しく「.switch」フォルダを作成。

 C:\Users\ ユーザー名\.switch

中へ入ります。

 

用意していた「prod.keys」を配置。

 C:\Users\ ユーザー名\.switch\prod.keys

 

新たに「title.keys」を作成。

 C:\Users\ ユーザー名\.switch\title.keys

メモ帳などで開きます。

 

ここで先ほどの「.tik」のファイル名

例:0100aa000bb22000000000000000000a (.tikはいらない)

先ほどコピーした Title Key

例:0011AA223344BB667788990011

を以下のような形式で「title.keys」へ書きます。

 

例:

0100aa000bb22000000000000000000a = 0011AA223344BB667788990011

(画面幅の関係で改行されているかもしれませんが、改行なしです。)

 

保存して閉じます。

 

いよいよ抽出

SwitchExplorerdl&解凍

 SwitchExplorer1.x > SwitchExplorer.exe

を起動

 

左上の「File」から用意していた「.nsp」を指定します。

(ロード完了後、右にゲームのジャケット画像が出てくることを確認。)

 

抽出したいファイル or フォルダ は右クリックで保存できます。

 

オーディオ変換

bgmを取り出しても「.adpcm」となっている場合があります。

その場合、

vgmstream

を使用してwavへの変換を行います。

 

vgmstreamdl&解凍

 vgmstream-win > test.exe

に変換したい「.adpcm」を ドラッグ&ドロップ(複数可) します。

 

.adpcm」と同じフォルダに「.wav」が生成されます。

 

以上。